新型コロナウイルス、WHO 世界の準備不足ってどういうこと?発表をまとめみた

新型コロナウイルス 世界の準備不足 社会

新型コロナウイルスに関して、WHO(世界保健機関)の幹部が「世界の準備不足」に警告したことが話題になっています。

ニュースによると、オーストラリア・スイス・クロアチアの欧州3か国でも感染が確認されたことについて記者会見を行った際に「世界の準備不足」について警告したようです。

この「世界の準備不足」に警告をしたのは、中国に派遣された国際専門家チームを率いたブルース・エイルワード(Bruce Aylward)氏。

WHO本部で開いた記者会見で、中国以外の国は流行を抑える「準備が全くできていない」と指摘したのだそうです。

参照元ニュース:新型ウイルス、欧州3か国で初確認 WHO、世界の準備不足に警告

WHO(世界保健機関)の発表については、1月22日と1月23日に2度、緊急事態宣言を見送りました。

やっと、緊急事態宣言を発表したかと思えば、「渡航や貿易宣言は勧告しない」とか。

これに対しては、いろいろと批判がありました。

そんな、及び腰の対応をしてきたのに、この段階で「世界の準備不足」に警告するとはいったいどういうことなのでしょうか?

今後、WHOの動きを追うために、いままでのWHOによる発表や報告をまとめてみました。

この記事のあとの追記はこちらでまとめます。
新型コロナウイルス、WHO(世界保健機関)の発表や声名まとめ

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新型コロナウイルス まずは日本における初期段階のニュースから

まずは、武漢で原因不明のウイルスによる肺炎が発生していることを伝えているニュースから。

2020年1月7日のニュースです。

(CNN) 中国中部の湖北省武漢市で、原因不明のウイルス性肺炎の感染者が続出し、アジアの周辺国や地域が警戒を強めている。当局は、かつて多数の死者を出した重症急性呼吸器症候群(SARS)の再燃の可能性は否定した。

武漢市の衛生当局によると、同市ではこれまでに、原因不明のウイルス性肺炎に感染した症例が59例報告された。うち7人は重体になっており、全員が隔離治療を受けている。死者が出たという報告は入っていない。
(途中略)
武漢の当局によれば、ウイルス感染は昨年12月12日~29日にかけて発生。患者の中には市内の海産物市場の従業員が複数含まれるという。

引用元:CNNニュース(2020/01/07)原因不明のウイルス性肺炎、中国・武漢で感染者続出 新型ウイルスか

上記ニュースの前日、1月6日付けで、厚生労働省のページでも上記と同内容の報告と厚生労働省の対応についての記事が発表されています。

・厚生労働省(2020/01/06)
中華人民共和国湖北省武漢市における原因不明肺炎の発生について

 

その前の1月5日付けで、WHO(世界保健機関)は下記の発表をしています。

おそらく、WHOが原因不明の肺炎についての発表はここからなのかと思われます。

・WHO(2020/01/05)
Pneumonia of unknown cause – China」Disease outbreak news
※和訳すると「原因不明の肺炎 - 中国」

 

次はWHOが「世界の準備不足」に警告するまでに、どんな発表や報告を行ってきたのか、ニュースをたどってみます。

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新型コロナウイルス WHOの報告や発表 「世界の準備不足」発言までの道のり 2020年1月

ニュースは「時事ドットコムニュース」のサイトから参照・引用しました。
内容の詳細はリンク先の本文をお読みください。

2020/01/09

渡航制限、現時点では不要 中国コロナウイルスで―WHO

現時点では中国への渡航や取引の制限は不要との見解を示した。

2020/01/21 新型肺炎、死者4人に 中国「ヒト・ヒト感染」確認―WHO、22日に緊急会合

世界保健機関(WHO)は20日、中国での肺炎が「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」に当たるかを判断する緊急委員会を、22日にジュネーブで開催すると発表した。
2020/01/22 WHO、「緊急事態」判断保留 中国新型肺炎、さらに議論へ

WHOのテドロス事務局長はジュネーブで記者会見し、判断保留の理由について「これは非常に重要な問題だ。全ての証拠を適切に考慮してからでなければ出すことはできない」と述べ、緊急事態宣言に踏み切るまで慎重に議論を重ねる姿勢を強調した。23日も議論継続。
2020/01/23 WHO、緊急事態宣言見送り 新型コロナウイルス―人からの感染限定的

現時点では人から人の感染は中国で家族内と医療関係者に限定されており、世界的な脅威と指定するには時期尚早と判断した。
テドロス氏は、渡航や貿易の制限については現時点で勧告しないと明言。空港での検査は続けるべきだとした。
2020/01/29 WHO、緊急委を再招集へ 新型肺炎拡大に危機感―習主席の「指導力」には賛辞

肺炎を引き起こす新型コロナウイルスが「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」に当たるかどうかを判断する緊急委員会を30日に再招集すると発表した。ジュネーブで記者会見したテドロス事務局長は、習近平・中国国家主席を「希有(けう)な指導力がある」と称賛するなど、中国側の対応を評価しつつ、感染拡大に危機感を示した。
2020/01/30 WHO、緊急事態を宣言 渡航・貿易制限は勧告せず―新型肺炎

世界保健機関(WHO)は30日、新型コロナウイルス感染による肺炎について緊急委員会を開き「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」に当たると宣言した。
一方で「不必要に人やモノの移動を制限する理由はない」として、感染地への渡航や貿易を制限する勧告は行わないと強調した。


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新型コロナウイルス WHOの報告や発表 「世界の準備不足」発言までの道のり 2020年2月

ニュースは「時事ドットコムニュース」のサイトから参照・引用しました。
内容の詳細はリンク先の本文をお読みください。

2020/02/04 新型肺炎、現時点でパンデミックに当たらず WHO幹部

世界保健機関(WHO)で世界的な感染症への対策を統括するシルビー・ブリアン氏は4日にジュネーブで行った記者会見で、肺炎を引き起こす新型コロナウイルスについて、現時点では、感染症の世界的な流行を示す「パンデミック」の状態ではないとの認識を示した。
2020/02/11 正式名称は「COVID―19」 新型肺炎でWHO

世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は11日、ジュネーブで開いた記者会見で、新型コロナウイルスが引き起こす肺炎の正式名称を「COVID―19」に決定したと発表した。
2020/02/12 WHO、入港拒否を批判

世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長(写真)は12日、ジュネーブで記者会見し、肺炎を引き起こす新型コロナウイルスの感染拡大を恐れてクルーズ船の入港拒否が相次いでいることについて批判した。
2020/02/20 クルーズ船での死者、予想の範囲内 WHOのテドロス事務局長

世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は20日にジュネーブで行った記者会見で、新型コロナウイルスの集団感染が発生したクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の日本人乗客2人が死亡したことについて、年齢や600人を超すクルーズ船全体の感染者数を考慮すれば、予想の範囲内だとの認識を示した。
2020/02/21 WHO、22日に武漢入り 新型コロナ調査

世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は21日にジュネーブで行った記者会見で、新型コロナウイルス調査のため中国に派遣した専門家チームが、22日に感染中心地の湖北省武漢に入ると明らかにした。
2020/02/24 WHO事務局長、世界はパンデミックへの備え必要 新型肺炎

世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は24日にジュネーブで行った記者会見で、新型コロナウイルスについて、世界的流行を意味する「パンデミック」が起こる可能性に、各国は備える必要があると強調した。

テドロス氏は現時点ではパンデミックの状態ではないとの認識を示した。また、緊急事態への対応を統括するマイク・ライアン氏は、韓国での感染者数急増など懸念材料がある一方、中国での新規感染者数は減少していると述べ、パンデミックの判断は時期尚早だと説明した。
2020/02/25 新型ウイルス、欧州3か国で初確認 WHO、世界の準備不足に警告

オーストリアとスイス、クロアチアの欧州3か国で25日、新型コロナウイルスの感染者が初めて確認された。ウイルス感染による世界の死者は増加を続けており、世界保健機関(WHO)幹部は流行封じ込めに対する世界の準備が「全くできていない」と警鐘を鳴らした。


新型コロナウイルス、WHO 世界の準備不足ってどういうこと? まとめ

WHOが「世界の準備不足」を警告、などというニュースをみて、「あれ?今までとなにか違う」と感じたので、今後のためにまとめてみました。

何かどこかに忖度しているのでしょうか?
利権がからんでいるのでしょか?

そんな憶測も生まれてきます。

普段目にするテレビの情報番組や国内ニュースだけでは、正確な情報を得られなくなってきているように感じます。

今、経済的その他の打撃をいちばん受けているのは中国なのは間違いありません。
それで誰が得をするのか・・考えてみると何かヒントがあるような気がします。

お読みいただき、ありがとうございました。

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