クレジットカード 2020年問題とは?IC化の期限・メリット・見分け方

クレジットカード 2020年問題 期限 見分け方 社会

クレジットカード 2020年問題が話題になっています。
(参考記事:3月末に迫った「カード2020年問題」何が変わるか

最近、有効期限が切れる前なのに、新しいクレジットカードが送られてきていませんか?
特に2020年に入ってからその数が増えているなあ、と感じています。

そしてこの、2020年問題を起こしているクレジットカード、ICチップが埋め込まれていることに気が付いていましたか?

これは、2020年の東京オリンピックに向けて、 クレジットカードのICチップ化が義務付けられたからです。

クレジットカードを2020年までにIC チップ化することは、2018年6月1日に改正割賦販売法が施行されたことによって義務化されました。

この記事では、クレジットカードの2020年問題を中心に、ICチップ化のメリットや取り扱い方法の注意点についても触れておこうと思います。

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クレジットカード 2020問題とは?

クレジットカードの2020年問題とは、クレジットカードのICチップ化が義務付けられたことによって起こっている問題です。

クレジットカード会社が対応するんだし、関係ないや~という気もしましたが、実は重大な問題が。

ICチップつきのクレジットカード。
今までの磁気ストライプのクレジットカードよりもコストがかかります

また、新しいカードを送るのですから事務コストもかかります。

さらにもっと大変なことが。

クレジットカードを2020年までにICチップ化するということは、
「ICチップを読み取る装置・レジも設置しなければならない」ということ。

特にPOSシステムを導入している店舗で、レジにクレジットカードの読み取り部がついているような端末を使っている場合、ICチップ対応にするためにはレジ自体を入れ替える必要も出てきます。

端末の交換費用は1台あたり、数万円~10万円程度とのこと。

中小のお店はたまったもんじゃないですよね。

このように、「クレジットカード会社」「クレジットカードの読み取り端末の交換」など、流通業界の負担が増えています。

そこで、関連各所の対応の負担が増加している問題を「クレジットカード 2020年問題」と呼んでいるようです。

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クレジットカード 2020年問題 ICチップ化の期限は?

クレジットカードのICチップ化は、2020年3月が対応期限になっています。

その理由は、そもそもこの法改正が「東京オリンピック」に向けたものだからです。

従来の磁気型のクレジットカードは「スキミング」と呼ばれる、カード情報が盗まれる事例が生じていました。
その点、ICチップのクレジットカードは簡単にスキミングされないというメリットがあります。

そこで、東京オリンピックや今後のインバウンド需要増加への対応として、2020年3月という期限が設けられています。

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クレジットカード 2020年問題 ICチップ化のメリットは?

ずばり、セキュリティに優れているという点があげられます。

磁気ストライプのクレジットカードは情報量が少ないうえにセキュリティが低いのだそう。
スキミングをする機械を使うと、1秒程度ですべてのデータを盗まれてしまいます

一方で、ICチップの場合は情報量が多く、簡単にはスキミングされないのだそうです

参考サイト:ICチップを搭載したクレジットカードのメリットと注意点を解説

いままでは、クレジットカードで買い物をするときにはサインをしていたと思います。
そこで、不正にクレジットカードを入手した人が、筆跡を真似て不正利用をする、なんていう被害も起きていました。

ICチップのカードの場合、お店の端末で暗証番号を入力しますよね。
これなら、万が一カードを紛失した場合でも不正利用を防ぐことが可能です。

クレジットカード 2020年問題 ICチップの見分け方

クレジットカード会社からカードが送られてきたとき、2つのカードを見比べて「なんでだろう?」と思ってしまいました^^;

まあ、お手紙を読めば一目瞭然なのですが。

カード番号も期限も一緒だし。

カードの一部にこんな部分ありませんか?

これがICチップです!。
汚れていると読み取りができなくなる場合もあります。
もし汚れていたら、ウエットティッシュなどで優しくふき取ってください。

クレジットカード 2020年問題に対するネットの声

Yahoo!ニュースのコメントを拾ってみました。

まだIC化が進んでいないような雰囲気もありますね。

コンビニはIC化されつつあるけど、その他(スーパーなど)はICカードだろうといまだに磁気スキャンしてるからなぁ

最近はカードを差して暗証番号を入力の店が多いが、まだ磁気部分をさっと通すだけのシステムの店があるね。

ICついていても不正利用される場合はあるんですね・・
海外は注意したほうがよさそう。

ICついてたのに、海外で利用して3ヶ月したら大量の少額利用の請求書が来て仰天した。もう完全にいたちごっこだ。結局、自分で利用を把握して異常がないか確かめる自己防衛しかないのかな。

今回の対応は、欧米からのお客さんに合わせて、という側面もあるようですね。

ユーロ圏ではどんな田舎でもみんなIC化がすでに10年前には完了 

アメリカも欧州に遅れて慌ててIC化。  
欧米の店舗では地下鉄乗車券一枚買うのもカード。

クレジットカード 2020年問題 おわりに

なんか最近ICチップになってきてるなーと思ったら、こんな事情があったのですね。

最近の日本の動きは、東京オリンピックがらみのことが多いなと改めて気づきました。

いろんな店舗での決済の対応に注意を払い、カードのセキュリティにも気を付けないといけないと感じました。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

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