滅菌ガーゼ品薄 買い占めやめて!手で出した時点で滅菌じゃない

滅菌ガーゼ 買い占め 社会

新型コロナウイルスがらみのマスク不足。

このマスク不足を補うために、手作りマスクを作る人が増えています。

そこで、口当て部分の当て布に「滅菌ガーゼ」を使う、または滅菌ガーゼでマスク自体を作る、という話があるようです。

こちら、ツイッターにこんなつぶやきが。

マスクのストックがなくなりつつあるので、マスク作ってみた。
滅菌ガーゼを間に重ねたから少しは防御力上がったかな?

メルカリで売られている手作りマスクも、中に滅菌ガーゼを入れていますね。
表と口にあたる部分は普通のガーゼです。

なるほど、滅菌ガーゼで防御力が上がると思っている人が少なからずいるようです。

そのせいかどうか、マスクやトイレットペーパー、紙類に続いて「滅菌ガーゼ」が品薄になっているようなのです。

本当に必要な人が困っています。

滅菌ガーゼは無菌状態にしたガーゼです。
1回分ずつ包装してあるので、それをピンセットを使って患部に用います。

なので、袋から手で出した時点で「滅菌状態」ではなくなります。

しかも、新型コロナウイルス感染はウイルスによる感染症です。

仮に細菌に対する防御ができたとしても、ウイルス感染には効果はありません。

手作りマスクを作ったり、口当てに使う際には、清潔なガーゼや布を使ったほうが良いに越したことはありませんが、滅菌ガーゼを使う必要はない、ということです。

口当て部分に使うなら、キッチンペーパーやティッシュ、清潔な布を使うという方法でも足ります。

ネットでのつぶやきにもありましたが、手洗い&アイロンで対策している人もいます。

少し関連情報を調べてみました。

 

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細菌とウイルスの違い

細菌とは、目で見ることができない小さな生物です。

目で見ることはできない小さな生物です。一つの細胞しかないので単細胞生物と呼ばれます。細菌は栄養源さえあれば自分と同じ細菌を複製して増えていくことができます。人の体に侵入して病気を起こす有害な細菌もいます。一方で人の生活に有用な細菌も存在します(納豆菌など)。人の体には多くの種類の細菌がいて、皮膚の表面や腸の中の環境を保っています。

 ヒトに病気を起こすことがある細菌として、大腸菌、黄色ブドウ球菌、結核菌などが知られています。

 抗菌薬(抗生剤、抗生物質)は細菌を退治するための薬です。

引用元: http://amr.ncgm.go.jp/general/1-1-2.html

 

一方、新型コロナウイルスなどのウイルスは、 細菌の50分の1程度の大きさで、自分で細胞を持ちません。 つまり生物ではないのですね。

細菌の50分の1程度の大きさで、とても小さく、自分で細胞を持ちません。ウイルスには細胞がないので、他の細胞に入り込んで生きていきます。ヒトの体にウイルスが侵入すると、ヒトの細胞の中に入って自分のコピーを作らせ、細胞が破裂してたくさんのウイルスが飛び出し、ほかの細胞に入りこみます。このようにして、ウイルスは増殖していきます。

引用元: http://amr.ncgm.go.jp/general/1-1-2.html

 

 

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滅菌ガーゼと普通のガーゼの違い

滅菌ガーゼの用途は上記にも記載しましたが、1回分ごとに滅菌状態で包装されています。

なので、ケガや皮膚疾患の手当、消毒液を浸して消毒する際に使用されます。

もし、マスクを使用するときに、口や鼻付近に細菌がついていると困るような状態なら、当て布として使用する意味はあると思います。

滅菌ガーゼと普通のガーゼ、見た感じ、網目が細かいとかの違いはなさそうですね、、

 

 

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滅菌ガーゼと抗菌ガーゼ

新型コロナウイルス感染を防ぐために、滅菌ガーゼを使う必要はない、ということなので、これ以上なにを調べる?という気もしますが、、

抗菌ガーゼなるものがあるので、こちらも調べてみました。

吉田織物株式会社さんの「ミューファン®抗菌ガーゼ布」のページから引用してみます。

ミューファン®とは、純銀をポリエステルフィルムに挟んで細く切った「純銀の糸」。
この銀の抗菌力を利用したガーゼのようです。

安全・安心の抗菌・防臭機能
・銀は乳幼児の服用薬にも使われるほど、安心な金属。
 人体に影響を与える化学薬品等も使用していないので安心です。
・漂白剤・柔軟材の使用もOK!
 繰り返し洗濯しても機能が落ちません。
・静電気を抑えて、ホコリの吸い寄せも防止!
※銀は水銀とは全く違う金属です。純銀であれば、アレルギー反応もないと言われています。

引用元: https://www.yoshidasarashi.co.jp/item/u-func-gauze-nuno.html

 

細菌に対する効果を狙うなら、こちらを使うのも手ですね。

 

滅菌ガーゼの買い占めに対するネットの反応は

https://twitter.com/saika00/status/1234627855910236160?s=20

 
 
 
https://twitter.com/piki_tomi/status/1234620161564401664?s=20
 
https://twitter.com/ruisui_koedo/status/1234590060604846081?s=20

滅菌ガーゼの買い占めやめて まとめ

我家は子どもがよくケガをするので、滅菌ガーゼや消毒液はそれなりにストックがあります。

それでもそんなに頻繁にけがをするわけではないので、年に一度補充する程度で足ります。

でも、日々のケアで使用する必要のある人たちが購入できない状態になるのは避けなければなりません。

困っている人に譲りたいけど、いまメルカリなどで適性価格で出品しても、転売に利用されるのがオチなんですよね・・

と思ってみてみたら、Amazonやメルカリではまだ普通の価格で売っているようでした。
(3月3日時点)

いまのところ、大丈夫そうですね。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

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