川崎希さんがネット上で誹謗中傷を受けて刑事告訴をしていましたが、取り下げたというニュースが入ってきました。
今回、刑事告訴を取り下げた川崎希さんは、1~2年前からこのような誹謗中傷の被害にあっていたとのこと。
そして、川崎希さんは昨年4月には情報開示請求を行い、発信者を特定。
このような誹謗中傷は、名誉棄損罪や侮辱罪に該当する可能性があります。
ただ、名誉毀損罪も侮辱罪も、「親告罪」です。
親告罪は、被害者が刑事告訴をしないと、その行為を行った人を罰することができません。
今回、川崎希さんは「侮辱罪」で刑事告訴をしていたそうです。
そして、3月3日。
警視庁は、 川崎希さんを侮辱する内容をネット掲示板に書き込んだとして、大阪府の医療事務員の女(45)と山形県の主婦の女(39)を侮辱容疑で書類送検しました。
川崎希さんの談を引用します。
告訴について「私は、書き込みをした人に対して、罰したいという気持ちがあったわけではなく、悪意ある書き込みをすれば刑事罰が科されるということをわかってもらい、きちんと反省して、今後は二度とこのようなことをしないと思ってほしいと考え、刑事告訴に踏み切りました」
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200320-00000007-tospoweb-ent
「匿名掲示板であっても、悪意のある書き込みをした人の住所や氏名は手続きをすれば開示され、刑事事件としても取り扱われ、取調べを受け、刑罰を科される可能性があることを、2人は十分に認識したと思いますし、私がこのブログでメッセージを発信したことにより多くの方々にも認識いただけたと思います」
川崎希さんは、誹謗中傷していた女性2人が反省しているので刑事告訴を取り下げたと。
最後までやらないところがまたかっこいいですね。
川崎希さんは刑事告訴を取り下げたので、誹謗中傷をしていた2人は不起訴処分となります。
このたびの事件は、匿名の書き込みあっても行為者は特定できること、その内容によっては刑事告訴も可能であることを世の中に知らしめました。
このような誹謗中傷行為の抑止効果は高いですね。
この意味でも、川崎希さんの今回の身元特定・刑事告訴・刑事告訴取り下げの一連の行為。
世の中に投じた意義はとても大きいです。
この記事では、今回のニュースに対するネットの反応、そして誹謗中傷と批判の違いや身元特定にいくらかかるのかを調べてみました。
川崎希 刑事告訴取り下げ 誹謗中傷のニュースにネットの反応は?
Yahoo!ニュースコメントから拾ってみました。
概ね、今回の川崎希さんの刑事告訴取り下げに好感を持った意見が多いです。
懲らしめ度合いと今後の危険性を天秤に掛けて丁度良い追い詰めどころだったと思う
本人たちも反省しているそうで、取り下げは正しい穏当な措置だと思います。ただ、今後の一般的な意味での抑止力としては、裁判沙汰でしっかり判決が下りて事例を残したほうが良かったかな?
目的が制裁ではなく、また再発防止の為の抑止力効果がったとして
取り下げる潔さもまた素晴らしい。
これは中々出来る決断じゃないと思う。
川崎希さんって社長をされてて芸能人の中では比較的訴えやすい立ち位置の人だとは思うけど、この事件の影響力を考えたら、よく訴えたなと思う。
川崎希さんは刑事告訴を取り下げなくてもよかったんじゃないか?という意見もありました。
ただ、最後まで戦ってしまうと、今度は2人の女性はネットに素性や顔を晒されて、それこそ刑事罰だけでなく社会的制裁を受けてしまいます。
川崎希さんは、それは望まなかった、ということですね。
取り下げなくてもよかったかも。
結局は、その人達が反省しても
同様な誹謗中傷する人は無くならないでしょう。
こういう事をすれば、これだけの罰を受けなければならないと
しっかりと知らしめなければ。
告訴は継続したほうが良かったのでは?
今後のファンなどへの印象なども勘案しての
取り下げとは思うけど
調査もそれなりに費用は掛かったはず
不起訴となれば犯罪行為は事実上無かった事になるので抑止効果としては不十分
起訴して前科が付けば実名報道も可能となるし、刑事罰がついてこそ本当の抑止力となる
川崎希 刑事告訴取り下げ 誹謗中傷と批判の違いは?
インターネットのSNSやブログで自分の意見を発信する。
「表現の自由」が保証されていますから、基本的には自由なはず。
でも今回のような書き込みは誹謗中傷とされ、刑事罰にもなりうる。
「これは誹謗中傷ではなく批判です!」と、主張する人もいそうです。
誹謗中傷については、辞書によるとつぎのように説明されています。
根拠のない悪口を言いふらして、他人を傷つけること。
引用元:コトバンク
批判はというと、
人の言動・仕事などの誤りや欠点を指摘し、正すべきであるとして論じること。
引用元:コトバンク
どうやらポイントは「根拠のない」「事実に基づかないことで」「傷つける」というところのようです。
川崎希さんへの誹謗中傷がどんな内容なのかは分かりませんが、下記の記事によると「デブで気持ち悪い親子」などの書き込みがあったようです。
参考記事:元AKB川崎希さんを侮辱容疑 子育てサイトに書き込み
川崎希さんご本人はともかく、家族のことについて根拠なく悪口を書きたてて、関係者を傷つけたとなると「誹謗中傷」と言われても仕方ないと思います。
言動には気をつけたいところです。
川崎希 刑事告訴取り下げ 誹謗中傷した人の身元特定っていくらかかるんだろう?
これはちょっと個人的に興味があったので調べてみました。
被害者が負担する費用としては40万円~100万円。
投稿者の身元の特定までにかかる期間は半年~1年程度とのこと。
参考:ネットの誹謗中傷への対応、身元特定までの費用はいくらかかるか
民事訴訟を提起するとさらにまたお金がかかります。
川崎希さんの場合は刑事告訴ですが、弁護士さんへの支払いは発生していますよね。
なかなか一般人の場合は、この金額をポンと出すわけにはいかなそうです。
とはいえ、もしそれで関係者が傷ついている場合は「できるだけ早く動く」ことが重要だそうです。
書き込んだ人を特定するためには「発信者情報開示請求」というものを行います。
ただ、SNSに書き込んだものの場合は、データの保存期間には期限があります。
Twitterなどは、開示請求をしてから身元特定につながるIPアドレスを開示してもらうまでに2~3カ月も。
そうすると、その間にデータが消える場合があるので、できるだけ早く動くことが重要とのこと。
川崎希 刑事告訴取り下げ 誹謗中傷 おわりに
過去にも誹謗中傷で逮捕された事件はいくつかあります。
逮捕されると、実名報道されてしまいます。
その後、本人は社会生活を送っていかなくてはなりませんが、ネットでは未来永劫、その名前が残されてしまうことになります。
ほんのちょっとした「うっぷん晴らし」のつもりが、一生背負うことになってしまう可能性もあるのです。
気をつけましょうね・・
お読みいただき、ありがとうございました。