武漢への渡航歴のない日本人男性が、コロナウイルスに感染したことがわかりました。
このニュースの重要な示唆は、感染したかたはバスの運転手だということ。
武漢からの観光客のツアーバスの運転をしていました。
運転手ですから、それほど接近していないはずです。
それでも感染する、、
新幹線、バス、夜行バス、航空機など、公共交通機関は危険ということではないでしょうか?
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※追記:2020/01/30 0:21 さらに、ツアーガイドの女性の感染も明らかになりました。
※追記2:2020/02/18 「新型インフルエンザのデータを活用した電車内拡散シミュレーション」を追加しました。
※追記3:2020/02/18 ツアーバスの運転手のかた、無事に退院されたようですね。よかったよかった。(2月8日産経ニュースより)
コロナウイルス バス、電車は危険。飛行機はまだマシ
このニュースに関して本日1月29日のスッキリでゲストとして出演していた医療関係のかたが、下記のようなコメントをしていました。
●長時間、密閉された空間にいるような場所は感染しやすい。バス、新幹線など。
●飛行機はヘパフィルターがあるので、意外と大丈夫。
電車は駅ごとにドアは開くので、長時間密閉された状態の新幹線やバスよりはよさそうですが、通勤電車などのように非常に接近した状態などはやはり危険性は増すように思います。
せきやくしゃみなどの飛沫感染以外にも、吊革も気を付けたいところです。
できることなら、時差出勤や在宅勤務に切り替えてはいかがでしょうか。
大阪-東京間など、夜行バスを利用されるかたも多いと思います。
長時間密閉された環境ですので、こちらも対策をしっかりして乗車したほうがよさそうです。
大企業はオリンピックに向けてテレワークの実験しているはずなので、こんなときこそ対応してはいかがでしょうか?
1月31日 08:49追記:
飛行機の空調システムは飛行中しか機能しないため、離着陸時は他の公共交通機関と同様の対策が必要とのこと。
新型インフルエンザのデータを活用した電車内拡散シミュレーション
2月16日(日)放送のサンデーステーションでは、新型インフルエンザの場合のシミュレーションを放送していました。
感染者が車両の中央に座ると、30秒で3人が感染。
感染者がドア付近立つと、30秒で9人に感染するとのこと。
また、2月18日(火)放送のミヤネ屋ではこんな情報も。
ドア付近は人が立って密集しているので、ウイルスが横に拡がらざるを得ない。
一方で、座席付近は前の人とのスキマがあるため、ウイルスが下に落ちる。
そのため、立っている人のほうが、座っている人よりも感染リスクが高いと考えられるのだそうです。
その画像がこちら↓(見にくくてすみません・・)
このことを踏まえて、下記の注意点をおっしゃっていました。
- 基本的には満員電車を避ける
- もし電車に乗る際は、可能なかぎり座席に座り、ある程度隙間を確保する
そうは言っても、通勤しないわけにいかないですし、座席だって限られていますから、なかなか難しいですよね。
2月5日 朝日新聞DIGITALの記事より
2月5日の朝日新聞DIGITAL
「 満員電車は「つばを交換」 新型肺炎、移動の注意点は 」から要約引用してみます。
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限られたところで24時間缶詰め状態
限られた場所で、24時間缶詰め状態になると感染リスクが高まるとのこと。
クルーズ船内は個室を除けば近い場所で過ごすことになるので、感染予防には注意が必要です。(新潟大医歯学総合研究科国際保健学分野の斎藤玲子教授(公衆衛生学))
飛行機での感染について
インフルエンザでの例ですが、
「飛行機内でインフルエンザの患者と乗り合わせても、半径1メートル内の席でなければ感染の可能性は低い」とのこと。
そして「機内は空気が入れ替わるので比較的安全」とのこと。
(※筆者注:前述した、へパフィルターによる換気の効果と思われます)
ただし、飛行機に乗り込む前の手続きの過程に危険が。
フィンランドなどの研究チームが18年に発表した論文では、
「ヘルシンキ空港でインフルエンザやコロナなどのウイルスがどこに付着しやすいかを調べたところ、保安検査場のトレーから多く見つかった」とのこと。
スマホ、モバイルバッテリーや機内持ち込み荷物などを入れて、危険物がないかどうかチェックするあの場所にあるトレーです。
確かにみんなが触るわりには、消毒をしている様子は見られないですね。
(最近はやっているのかもしれません)
満員電車は接触感染に近い
会話をしているだけで1メートル以内にしぶきが飛ぶのだそうです。
「通勤電車だと、知らないうちにつばを交換し合っていると考えてもよい」との指摘がありました。( 新潟大医歯学総合研究科国際保健学分野の斎藤玲子教授(公衆衛生学) )
電車、新幹線、バスなどの乗り物で気を付けること
ウイルスがどのようなときに手につくかというと、
・つり革や手すりにつかまるときに
・新幹線ではトイレなどに移動する際に、手すりやドアノブを触るとき
これらをふまえて、下記の対策が有効とのことです。
⇒ マスク着用。乗物から降りた時に手洗いや消毒をする。
⇒ 手袋も有効。
公共交通機関を利用するときには手袋やマスクをし、飲食の前に外す。
⇒ 免疫力が劣っていると考えられる人は、携帯できるアルコールを持ち歩く。
私も手ピカジェルを探したのですが、なかなか売っていませんね。
しかたないので、アルコール除菌のウエットティッシュを持ち歩いています。
コロナウイルス スーパースプレッダーの存在の可能性があるのか?
スーパースプレッダーという言葉を聞いたことありますか?
ある特定の「人」のことをいいます。
東京都感染症センターによる説明では下記のとおりとなっています。
SARSの感染拡大経路の調査が各国で進んでいるが、多くの人への感染拡大の感染源となった患者の存在が明らかになってきた。この特定の患者がスーパー・スプレッダーと呼ばれている。
http://idsc.tokyo-eiken.go.jp/diseases/sars/sars/spreader/
今回みたいな「拡がりやすいやつ」。
てっきり、「ウイルスの生命力の問題」と思っていたのです。
でも、この説明をみるかぎり、ウイルスが入り込んだ「人」が問題になっているようです。
元気で発症しない人こそが、彼ら(ウイルス)にとっての生きのこる道なのかも。。
コロナウイルス バス、新幹線、電車も危険 ネットの声は?
兵庫行きの飛行機と夜行バスにさようならを告げました
コロナでキャンセル出まくって帰省の夜行バス貸し切りらしい
コロナのせいか? 夜行バス安くなってる
何と帰りの夜行バス客7人、、 「何やこりゃ」と思わず声が出たら、乗務員さん一言「コロナ」 ガラガラで楽ちんやけど、バス会社さんかわいそうやし、自粛させ過ぎちゃう?
この記事のまとめ
この記事は副都心線の電車内で書いています。(1月29日)
現在午前10時過ぎ。マスク着用率はかなり低く、3割程度です。
完全に移動を無くすのがいちばんですが、それをやるにはやはり行政の力が必要です。
でもそれを待っていると手遅れになります。
大きな人数を動かせる組織、企業が率先して動いてくれることを願っています。
2月19日(火)追記:
先週末、歌舞伎町で友人と飲む機会がありました。
都心の飲食店って、席が密集しているんですよね。
しかも、季節柄、鍋をみんなでつついている。。
感染しないわけないですね。しばらくは飲み会は自粛しようと思いました。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。