海自護衛艦「たかなみ」が2月2日午前10時40分頃、中東へ向けて海自横須賀基地(神奈川県)を出航しました。
今月下旬に中東海域に到着し、情報収集活動を開始するそうです。
たかなみは、これまでソマリア沖のアデン湾で海賊対処活動を何度も行い、ニュージーランドやシンガポールでの訓練にも参加しています。
今回、海自護衛艦が出航した際に派遣された自衛官は約260人で、期間は12月26日までの予定。
すでに1月下旬から、海上自衛隊のP3C哨戒機2機が情報収集を行っていて、そこへ合流するかたちとなるようです。
なぜ海自護衛艦を中東へ向けて出航し、このような活動を行っているのでしょう?
海自護衛艦 中東へ出航 その理由は海賊
海自護衛艦の中東出航の理由。
それはズバリ「海賊対策」です。
海賊ってあのルフィー?とか思いうかべてしまいますが、本物が存在しています。
彼らは、漁船を改造した小型の船に乗って、貿易船や客船を襲って、金品を強奪するのだそうです。
そんな彼らの写真。
なんというか、和やかにもみえますね・・(;’∀’)
海自護衛艦が出航して向かった先、ソマリアや中東海域ってどこやねん?って話ですがこちら。
拡大するとこんな感じ。
海自護衛艦 中東へ出航 なぜ日本の自衛隊が行くのか
日本の船が直接被害を受けているというのもあると思いますが、2008年に起きた事件がきっかけのようです。
なんと、海賊に奪われた武器が、紛争地帯に運ばれたのだそうです。
この事件を受けて、海賊問題は国際社会全体で対処すべき安全保障上の問題として認識されるようになりました。
各国政府は現地に海軍の艦船を派遣し、護衛をするようになりました。
しかし日本は、海自護衛艦を出航し、海上自衛隊を派遣しようにも、その法的根拠がない・・
日本の船舶は、外国の護衛艦にお任せするしかない状態となっていました。
そこで、日本も実効性のある海賊取り締まりを行うことができるよう、法整備の必要性が議論されるようになりました。
そして盛り込むべき法律の内容の検討が行われ、2009年「海賊対処法」(海賊行為の処罰及び海賊行為への対処に関する法律)ができました。
(2009年6月19日成立)
海自護衛艦 中東へ出航のニュースの内容は?
海自護衛艦「たかなみ」が中東へ出航 首相「任務は大きな意義」
2/2(日) 13:08配信毎日新聞
中東海域に派遣される海上自衛隊の護衛艦「たかなみ」が2日、海自横須賀基地(神奈川県)から出航した。海自隊員約200人が乗艦。約3週間かけてアラビア海北部やオマーン湾の活動海域に向かい、2月下旬をめどに現地での情報収集活動を始める。派遣の根拠は防衛省設置法の「調査・研究」だが、不測の事態が起きれば武器使用も伴う「海上警備行動」を発令する。活動期間は12月26日までで、延長する場合や途中で終了する場合には、改めて閣議決定する。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200202-00000018-mai-pol
海自護衛艦が中東に向けて出航した先のソマリアでの活動内容はこちら。
海自護衛艦 中東へ出航のニュースにネットの反響は?
Yahoo!ニュースコメントから拾ってみました。
中国発のてんやわんやのせいで、予想外に静かな出航になりましたね。
中東の海での活躍、せずに済むことを心からお祈りします。
「調査・研究」で紛争地帯に出かけ、いざとなったら武器使用はおかしいよな。
ちゃんと憲法改正して戦闘行為を可能にしてから出かけないと、総理大臣は何をしてもOKということになるし、下級隊員なんて命がいくつあっても足らない。
今の日本の上層部、政府なんかの為に、死ぬようなことがないように。
なんかあったら、すぐに逃げろ。
生んで育ててくれた親の気持ちを優先にして。
自分の身を守ることを優先に、無事に帰ってきて、という声が多かったです。
海自護衛艦 中東へ出航 まとめ
海自護衛艦 中東へ出航に関連して、なぜ行くのかその理由をあらためて調べてみました。
ソマリアって「リアル北斗の拳」ともいわれているようですね(;゚Д゚)
ここまでお読みいただき、ありがとうございました!